シーボルト

シーボルトが訪れた与島のドック

幕末に日本に滞在したドイツ人、シーボルトは瀬戸内海の航行途中に与島(よしま 現・坂出市)を訪れた。 著書『日本』には、与島に船を修理するドックがあったと記されている。 「ドクトル・ビュルガーと私は一艘の舟で与島に渡り、塩飽というたいへん好まし…

シーボルトが見た蛸壺漁

1826年、瀬戸内海を航行したシーボルトは日比(ひび)で見た漁法に興味を覚えた。著書『日本』には次のように記されている。 「海岸でわれわれは、イカを捕る巧妙な技法をみた。漁師は長いワラ縄にバイ貝の一種の大きな貝を並べてつけ、これを海中に入れる。…