小豆島

室戸岬と小豆島に建つ大阪旅行クラブの石碑

四国南東端、室戸岬(高知県室戸市)に建つ「日本八景 室戸岬」の石碑。 大阪旅行クラブの石碑 室戸岬は、独特の奇岩とアコウなどの亜熱帯性植物が織り成す景観で観光地となっている。 1927年(昭和2)、東京日日新聞と大阪毎日新聞の主催で「日本八景」が選…

寒霞渓を訪れた旅行団体と登山記念の石碑

あらゆる方向の眺めがよい、という意味の四眺頂。小豆島・寒霞渓(かんかけい 香川県小豆島町)の登山道を登りきった場所は、そう呼ばれている。 大阪探勝わらじ会が建てた石碑 四眺頂はロープウェイが整備される以前の頂上で、今でも表ルートの登山道*1の一…

江戸時代に描かれた寒霞渓の風景

晩秋、紅葉を求めて多くの人が訪れる小豆島の寒霞渓(かんかけい 香川県小豆島町)。 中腹からの頂上までの2本の登山道沿いには奇岩を中心とした名所が設定されており、それぞれ、表十二景、裏八景と呼ばれている。すなわち、表ルートに12か所、裏に8か所の…

小豆島の水車と製粉、素麺生産

小豆島最大の川、伝法川(でんぽうがわ)とその支流、殿川(とのがわ)沿いには錆に覆われた大きな鉄の輪があちこちに残る。 年月を経た輪は、昭和30年代まで(1960年前後)この地で活躍した水車の残骸だ。 水車は川から引いた水の流れで回っていた。水車の…

小豆島のトンド

高さ数メートルにもなる小豆島のトンド。 トンドは松や竹、バベ(ウバメガシ)などを組んだもので、1月中旬の早朝、正月に飾ったしめ飾りなどととも炎に包まれる。 かつての小豆島では、トンドを男の子の行事として位置づけていた。 男の子だけで山に入って…

小豆島、坂手の龍とイワシ漁

小豆島(しょうどしま)の洞雲山(どううんざん)に岩場を削ってつくられた階段がある。 大人一人が歩ける程度の幅しかない階段を登ると、岩の割れ目に置かれた小さな社が見えてくる。 ここに祀られているのが八大龍王だ。 八大龍王とは釈迦の説法を聞いた8…

江戸時代に賞賛された小豆島、隼山からの眺め

「山水の美観言語に絶せり。されば当山の勝地なることは、遠近に聞へて其名高し。」 江戸末期に編まれた「小豆島名所図会(しょうどしまめいしょずえ)」に、言葉で言い表せないほど美しく有名、と解説されている隼山(はやぶさやま)からの眺め。 解説文の…

小豆島、旧山吉醤油に建つ石碑

小豆島(しょうどしま)の馬木(うまき)に立派な家と醤油蔵が残されている。 かつて、ここでは山吉醤油(やまきちしょうゆ)の屋号を冠して醤油を生産していた。 旧山吉醤油の敷地内には2mを優に超える石碑が建つ。 「彰功之碑」と題されたこの石碑には次の…