名所・観光

室戸岬と小豆島に建つ大阪旅行クラブの石碑

四国南東端、室戸岬(高知県室戸市)に建つ「日本八景 室戸岬」の石碑。 大阪旅行クラブの石碑 室戸岬は、独特の奇岩とアコウなどの亜熱帯性植物が織り成す景観で観光地となっている。 1927年(昭和2)、東京日日新聞と大阪毎日新聞の主催で「日本八景」が選…

寒霞渓を訪れた旅行団体と登山記念の石碑

あらゆる方向の眺めがよい、という意味の四眺頂。小豆島・寒霞渓(かんかけい 香川県小豆島町)の登山道を登りきった場所は、そう呼ばれている。 大阪探勝わらじ会が建てた石碑 四眺頂はロープウェイが整備される以前の頂上で、今でも表ルートの登山道*1の一…

江戸時代に描かれた寒霞渓の風景

晩秋、紅葉を求めて多くの人が訪れる小豆島の寒霞渓(かんかけい 香川県小豆島町)。 中腹からの頂上までの2本の登山道沿いには奇岩を中心とした名所が設定されており、それぞれ、表十二景、裏八景と呼ばれている。すなわち、表ルートに12か所、裏に8か所の…

旅の目的地・道後温泉に建てた石碑

湧き出る湯が古くから知られ、年間100万人以上が訪れる観光地*1、道後温泉(愛媛県松山市)。 今から100年前の大正期にも道後温泉は旅の目的地だった。そのことを示す石碑が道後公園に残されている。 (道後温泉本館) 道後公園 道後公園は道後温泉本館から3…

鬼が島となった女木島と鷲ヶ峰貝塚の発見

鮮やかなブルーの海を背景に、起伏のある島が描かれる。山頂にはぴんと張った旗が誇らしげに立つ。島にいる鬼や子供はどこかコミカルだ。「鬼ヶ島」と題されたこのフライヤーは1937年(昭和12)に大阪商船(※)が発行したもの。旗に入っているのは大阪商船の…

江戸時代に賞賛された小豆島、隼山からの眺め

「山水の美観言語に絶せり。されば当山の勝地なることは、遠近に聞へて其名高し。」 江戸末期に編まれた「小豆島名所図会(しょうどしまめいしょずえ)」に、言葉で言い表せないほど美しく有名、と解説されている隼山(はやぶさやま)からの眺め。 解説文の…